ライディングスクール

25年前、25歳から29歳まで、オートバイ屋のオヤジと

2人でライディングスクールを立ち上げて活動してた。

オヤジさんは特別指導員、僕は指導員の資格を持っていた。

 

免許を取ってオートバイ買って実際に路上に出てからの方が

絶対に練習が必要だ、と云う考え方で。

 

オートバイは素晴らしい乗り物だけど、一歩間違えると

とんでもなく危険な乗り物でもある、と云う事。

 

当時、若者が免許取得後すぐ事故死したニュースを見て決心した。

   「若者がまた暴走。免許年齢の引き上げ検討か!」

この記事を見て、単に免許年齢を引き上げても何の問題解決には

ならない!免許取ってからのトレーニングが重要なんだ、と。

 

5年間で何千人受講されただろう。当時は交通機動隊の白バイ

さんも応援に来てくれたり富山県内でも話題になったほど。

 

基本的なライディング技術の繰り返し練習、マナー、エチケット

など心と技術の両面でライダーをサポートしたいた。

 

しかし、その後オートバイブームも去り、スタッフも結婚、転職

などで自然消滅。時は流れ今年で21年も経過。

 

最近、リターンライダーと云う言葉がチラホラ。つまり若い頃に

乗っていたが結婚や子育てで一度離れた人たちが再びオートバイ

に乗り出すと云う事。

ところが、昔の感覚で久しぶりに乗ったのに、技術が伴ってない

のか全国で死亡事故が多発。


このニュースにまた心にポッと火が付いてしまった。

 

たまたま自転車つながりの友達がオートバイに乗り出し、中々

思うように乗りこなせない、との話からライディング指導しよ

うか?と実現した。

 

21年ぶりのライディングスクール。たった1時間半だったが

基本のスラローム、ニーグリップの重要性、フォーム、アクセ

ルワーク、ブレーキ、バランスなど。指導前と指導後では全然

違う乗り方になってとてもスムーズにオートバイを乗りこなせ

るようになった。

 

久々にとても楽しく、心がわくわく、ウキウキ、あの頃に戻っ

たようだった。

 

今後は未定だが、大好きなオートバイの、悲しい死亡事故が

撲滅するように何か自分の持っている物が役に立つのであれば、

再び立ち上がる気持ちはある。

 

※緑色のバイクは友達の。今年の教習。

※赤いバイクは僕の。23年前の画像。